最近よく耳にする「エシカル」は直訳だとちょっとお堅い感じですね。
しかし、これからの世界のながれは完全にエシカルベースに進んで行きます。
この記事は「エシカル」って結局何のことで、私たちの生活にどう関わっていくものなのかの基本をお伝えします。
エシカルを知らずしてこの先の消費活動も社会活動もありません。まずは定義を押さえて行きましょう。
「エシカル」とは
「エシカル」は直訳だと「倫理的な」なんてちょっと荷が重い印象です。
でも今はすでに「エシカル」単体でエコやSDGsを考えられたコトやモノの総称になっています。
かつて「エコロジー」が「エコ」としておしゃれな形容詞的に使われるようになって、私たちの生活にすっかり浸透しました。「エシカル」もこれからはみんなが当然に考え、使う概念になります。
エシカル(Ethical)とは直訳すると「倫理的な」「道徳上の」といった意味ですが、近年、英語圏では、環境や社会に配慮していることを表す形容詞として使われるようになりました。日本でもよく聞かれるEthical〇〇としては、Ethical Fashion(エシカルファッション)、Ethical Jewelry(エシカルジュエリー)、Ethical Consumerism(倫理的な消費活動)やEthical investment(倫理的な投資)などがあります。
https://sustainablejapan.jp/2015/07/16/ethical/17231
「エシカルな商品」とは?
では「エシカルな商品」は「エコな商品」とどう違うのでしょうか?
定義としては下記のような取り組みをしている商品は「エシカル」と言えます。
自然環境に負荷をかけないオーガニック素材や天然・リサイクル素材を使用した商品
商品開発に置いて動物実験をおこなっていない商品
対等なパートナーシップに基づいた取引。フェアトレードや労働者への十分な賃金支払いなどがおこなわれている商品
伝統技術を伝え、未来に伝える取り組みとなっている商品
何らかの社会貢献活動につながる(寄付などを含め)商品
https://sustainablejapan.jp/2015/07/16/ethical/17231
「エコ」との違いは?
「エコ」は地球にやさしいことがキーワードでした。それに対して「エシカル」はその「エコ」な商品やサービスを作り出す人たちの労働環境や地球環境に負担をかけてないか?までにも配慮しているところが大きな違いです。
誰も犠牲にしない環境、搾取や不平等などのない条件で生み出だす商品やサービスは作る人がいなくなったり、その土壌が汚されたりしてしまえば、後世の発展を先取りしているだけで、持続性がありません。
「エシカル」は「エコ」の意味を含んだ上にもっと大きな規模の視点に時系列も俯瞰して今後の地球環境、人間環境に配慮した商品やサービスを指しています。
「エシカルチョイス」とは
エシカルな商品とは下記が定義されます。
商品を作られる時に関わる全ての人、ものが幸せな商品のことです。
https://sustainablejapan.jp/2015/07/16/ethical/17231
だから私たちは「関わる全ての人、モノが幸せなChoice(選択)をしていく」ことが環境を変えていくことになります。
エシカルチョイスをするために
何よりもまず「自分が喜ぶコト、モノを選んで自分が幸せになるChoice」をしてください。
実はこの出発点を間違えて進んで行ってしまう方が多いように感じています。ただただ「寄付しろ!」とか「世界には恵まれない人がっ!」などの既成事実から始めるエシカルは単なる承認欲求になってしまいます。
世間的に「イイコト」をするのが「エシカル」ではなく、「幸せにできる人から幸せにしていく選択」ができることが「エシカル」だと思っています。
今のあなたが確実に幸せにしてあげられるこの世でたったひとりの人、、それはあなたです。まずはあなたを幸せにしてあげられるChoiceを徹底的に学んでいきましょう。
と同時に「エシカル」も学んでいくことであなたは自分も世界も持続的に幸せなChoiceができるようになっていきます。
まとめ
- 「イイコト」をするのが「エシカル」ではない
- エゴとエシカルは紙一重なのでセンスが求められる
- でも間違いを恐れて何もやらないよりは始めたほうが1万倍いい
- 関わる全ての人、モノが幸せな方法を見つけよう!
Your Choice, Make new World
シロクマ