「Sans Limites」はフランス語で「限界なし」のこと。いくつになっても、どんな世の中になっても自分を限界づけることなく、自由な発想で生きていきたい、そんな仲間と知り合っていきたいという思いを込めて名づけました。
「Ethical Choice」から「Sans Limites」へ改名の経緯
そもそもは2020/7/1に「Ethical Choice」としてオープンした当サイトですが、書いてる本人が「Ethical Choice」であることに囚われてしまい、自由で柔軟な記事が書けなくなってしまいました。
エシカルは誰かを限界づけるものではないし、自由でのびのびしていることが大好きなことと、「カモメのジョナサン」のなかでこのセリフが印象的だったため、「Sans Limites」へ改名いたしました。
今後は「Sans Limites」という大枠のなかにエシカルを学ぶ「Ethical Choice」部門とこんまりメソッドで片づけを学ぶ「Relaxing Room」部門を設けて、どちらでもない記事を「Sans Limites」直属とすることにいたします(読者様にはどうでもいい話ですのですみません)。

「Ethical Choice」はエシカルライフでSDG’s達成に貢献することを目的に、新世界を生き抜く新しいライフスタイルのご提案とお手伝いをする部門で、今からすぐできる小さなChoiceを具体的にお話していく予定です。
「Sans Limites」の運営者シロクマがエシカルが「Ethical Choice」の記事を、片づけコンサルタントChianaco(チナコ)が「Relaxing Room」にて片づけレッスン&アドバイスの記事をお届けします。
「エシカル」との出会い
片づけの最前線で感じていたこと
片づけコンサルタントの現場ではご自身で買いこみすぎたモノによって日常生活がにっちもさっちもいかなくなり、人生が止まってしまうほど片づけに困窮してしまっているお客様がたくさんいらっしゃいます。混乱しているとさえいえるその状況に胸が痛くなることもあります。
なんでこんなにこの世にモノが溢れているんだろう?
なにが人々にこれほどまでにモノを買わせてしまうんだろう?
安価でいいモノが24時間いつでも買えて翌日には配達されるような国で、じゃあ、なんでこんなに困っている人が後を絶たないんだろう?
なんで自分で選んで買ってきたモノにこんなにツライ思いをさせられてるんだろう?
もはや何に困っているだろう?
誰が困らせているんだろう?
お片づけに悩むお客様の状況を見る度、これは個人の問題にしてはすでに深刻すぎると思うようになりました。
自分で自分のモノを買う時にさえ自分の基準がなくなっているというのは恐ろしい話です。それくらい今の日本にはモノと情報が脳がマヒするほど溢れかえってしまっているのです。
片づけても片づかない問題の最前線にいる片づけコンサルタントの私だからこそできること、やらなきゃいけないことがあると感じていました。
エシカルの第一印象は”偽善?”だった
そんなある時期に某大手企業のCSR部に勤務したことをきっかけにCSR、ESG、SDG’S、そんな言葉が飛び交う世界があると知ることになりました。
「CSR?」(カスタマーサービス的な?)
「エシカル?」(ラスカル?)
「倫理?なにそれ堅苦しくてげんなりするんですけど?」
「SDG’S?エス、、、?デー、、?は?読み方がわからないんですけど。」
「開発目標?、、、目標って誰の??」
と、本当に謎だらけでWIKIしまくりの毎日。
しかも最初はホワイト企業がイメージアップのためにやってる偽善パフォーマンスだと思っていたので(申し訳ございません!)正直、全然関心がなかったのでした。
何もできないから何もしない、でいいのか?
その企業では省庁主催の勉強会や大企業スケールでの活動しか目にすることがなかったので、SDG’Sに個人で賛同したとて、直接できることはないと思っていました。たったひとりが生涯エコバックに変えたくらいじゃ地球環境は変わらないし、、と。
しかし、こんな私でさえ無関心ではいられないほど、地球環境はひっ迫していました。何もできないのかどうかさえも、何も知らなきゃわからないのです。まずは知識としてわからない言葉から知っていこうと考えなおしました。
どんなに小さなことでもできることからやり始めることが大切だとエシカル勉強の中で感じていた頃でもあり、私の中にちいさなエシカル意識が芽生え初めていました。
エシカルへの目覚め
あるお客様との出会いがエシカルの印象を変えた
そんなタイミングで食を通じてエシカル活動をなさっている女性から片づけレッスンのご依頼がありました。
「エシカル活動に従事しているのに自分の持ち物が整理し切れてないから片づけを客観的に見てほしい」というご依頼でした。伺ったご自宅はすでに片づいていて、おしゃれで居心地の良いお宅でした。メソッドに従ってレッスンを進めます。モノの数が少なかったので比較的ゆっくりじっくりモノと向き合う時間もとれてレッスンは終了しました。
レッスン中に私がしきりにモノを擬人化して(モノがどう扱われたら悲しくなるか?または喜ぶか?どこに置いたらこっちまで元気にしてくれるか?など)説明していたようで、そのことで「自分の片づけには本当にモノを見つめて本当に大切にしてあげる気持ち、それがなかった。そしてそのことが自分の片づけでは見つけられなかった最後の1ピースでした」と言っていただきレッスンが終了しました。
持っているモノを本当に見つめるということ
モノの持ち主である自分が本当にそのモノの「モノ人生」を幸せにまっとうさせてあげられているか?
大切に愛情をこめて使ってあげられているか?
使ってない時も大切に休ませてあげられているか?
ご縁が終わって手放すときに感謝しているか?
もし不注意に買ってしまったことが原因で手放すことになったなら、次の選択にその学びを活かしているか?
「持っているモノを見つめる」、というのは「自分の意思を持って選び・使うこと」と同意義でそれはエシカル消費の根底にあるものと同質なのだとお客様に教えていただきました。
個人でできる一番身近なエシカル
なんと、いつもご指導させていただいている片づけレッスンがそのまんま、個人ができる一番身近なエシカル、「エシカル消費」の根幹にあったことがわかりました。
いつもの片づけにエシカル意識をちょこっと投入するだけで、自然にムリなくエシカルライフを始めることができるのです。
その瞬間、片づけコンサルタントにしかできないエシカル、それが2030年までの私のGoalになったのでした。
エシカルライフ時代を生きるための最初の一歩はお片づけ

2020年からは学習指導要領にも取り入れられるSDG’Sはもう知らないでは済まされません。
エシカルを一緒に少しづつ学んでいきませんか?ゆっくり学んで、知って、できることからどんどん変えていきましょう。そしてエシカルを自分のお部屋から、世界へ、次世代へと広げていきましょう!
Your Choice, Make New World
シロクマ