SDG’Sってなんですか?
まず「エス・ディー・ジーズ」と読みます。
Sustaineble Development Goals(サスティナブル・ディプロップメント・ゴールズ)の略で、日本語では「持続可能な開発目標」と訳されています。
SDG’SのエスはSustaineble(サスティナブル)のエス
Sustainebleとは持続可能、つまり「続けることができる」の意味。
例えばある資源を利用するときに環境に悪い影響を与えず、使い尽くすことなく、継続的に利用できるような方法を選ぶこと。
個人レベルでもせめてこれ以上悪くならない環境を維持できる方法を選ぶことができます。
将来に向けていい状態で私たちの発展を続けることができ、かつ、次世代もその次の世代も豊かであり続けられる方法を世界は緊迫感をもって模索し続けています。
ディーはDevelopment(開発)のディー
英語のDevelopmentにはいくつかの意味があり、「開発」の他に以下のような意味も含んでいます。
- 生物の発達や成長
- 発達した状態
- 発展して生まれるもの
- 事業などの発展
- ものごとの進展
ですので日本語の「開発」からくるイメージよりももっと”よくなっていく変化”のイメージを持っていいでしょう。
最後のジーはGoals(目標)のジー そしてそれは複数形
ゴール。さすがにこれは目指すところのゴールそのもの。
SDG’Sでは17個もゴールがありますので複数形のゴールズとなっているわけです。
将来のために今使い尽くさず、次世代でも利用し続けられる方法はないか?17の局面からアプローチのヒントを指示してくれています。そして日付のない目標はただの夢。すべてのゴールは2030年までに達成しよう!という設定になっています。残された時間は多くありませんね。
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目標とターゲット
SDG’Sは17の目標と169のターゲットから成り立っていて、「いつまでに、何を、だれが、どのようにして取り組むか」という具体的な達成項目を持ち合わせています。
例えばGoal12(つくる責任つかう責任)のターゲットは
12-2に「2030年までに天然資源の持続可能な管理や効率的な利用を達成する」ですとか、
12-8では「2030年までに人々があらゆる場所いおいて、持続可能な開発及び自然と調和してライフスタイルに関する情報意識を持つようにする」です。
12-5は「2030年までに廃棄物の発生防止、削減。再生利用や再利用により廃棄物の発生を大幅に減らす」がターゲッ。私たちがエコバックを持参したり、バザーでやり取りしたり、カラ容器を分別して回収してもらったりすることのすべてがここのターゲットにアタックできます。
3R+1R
Reduce(リデュース)・Reuse(リユーズ)・Recycle(リサイクル)に最近はもうひとつRefuse(リフューズ)が加わりました。
ゴミになるものや、不必要なものは買わない・もらわない。コンビニでお箸やスプーンを「断る」行為もSDG’S推進活動です。
5つのP
SDG’Sの17のゴールは5つのPのいづれかひとつ以上に関わっています。
People(人間)
Planet(地球)
Prosperity(豊かさ)
Peace (平和)
Partnership (パートナーシップ)
経済・社会・環境の調和
SDG’Sの17の目標は広い範囲の問題に取り組んでいるため、ひとつの要素だけを解決すればいいことはまずありません。
そのため目標は「経済」「社会」「環境」の3つがバランスととれるように設定されたいます。
だれひとり取り残さない(No one will be left behind)
もっとも弱い立場の人々に焦点をあてて、誰かを取り残したり、誰かの犠牲のもとに達成するゴールはあり得ないという考えです。
一番衝撃をもって惹かれたスローガンのひとつです。先進国だけがトクしたり、搾取される人々を見殺しに達成される平和や成長では意味がなのです。
私たちの日々のチョイスが取り残される誰かを作り、犠牲を強いられる誰かの涙の原因を作ってしまいます。そうならならい賢いチョイス(Ethical Choice)を一緒に学んでいきましょう。
まとめ
「エスディージーズ」も「持続可能な開発目標」もなんだかぼんやりなじみのない存在ですが、
「(S)将来に向けて(D)できるだけ(G)がんばっていい状態で続けられる発展の道をチョイスする!」と覚えれば大丈夫!
たいそうなことはできませんが、誰もが平凡で幸せを感じられるなんでもない日常を送れる世界を目指したい。いい部分は後世に残し、悪習は自分の代で終わらせたい。だからまずは事実を知り、次のチョイスをエシカルに変えていきます。
Your Choice, Make new World
シロクマ