Sans Limites

(サン リミット)

Joy at Work 【片づけ目線のブックレビュー】

約10分

「Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる」を片づけコンサル目線で読んだブックレビューになります。

自分自身がKonmariMediaJapanのこんまり®流片づけ公認コンサルタントなので、この本のレビューは他のビジネス書と同じスタンスで客観的にお伝えするはちょっと難しいのですね。^^;

この本は近藤麻理恵さんと組織心理学者のスコット・ソネンンシェイン教授との共著になっており、1章で片づけにまつわるデータを紹介、2章3章ではワークスペース、4章ではデジタルデータの片づけ、5~9章はチームの片づけ、10章で片づけの魔法のシェア、11章ではときめくキャリアを歩む心構えが書かれています。

「自分にとって本当にトキメク仕事人生を送るにはどうしたらいいか?」を問いただせる片づけ方法やモチベアップにつながる情報が満載となっています。

スコット教授はこのように述べています。

あふれるモノや情報、スケジュールに圧倒されて自分に主導権・選択権があるという「コントロール感」が失われるため、(中略)自分の夢や目標のために仕事をしていることを忘れてしまい、仕事へのときめきが消えてしまうのです。

この「コントロール感」がないと人は不要なモノを手にれる傾向があります。

さらにそれらを捨てることを考えるだけで負担を感じてしまうので、捨てるという決断を先延ばしにしてしまう。結果、ますます不要なモノが増えていくという悪循環が起きてしまうのです。

Joy at Work

でも、問題は「それはわかってる。わかっているけど片づけられない」心理や実際のタイムスケジュールなんだと思います。

そもそも片づけなくても死なないし、罰金もとられない。まずは労働と納税の義務を果たしている点であなたはなにも負い目を感じることはないわけです。なのになぜそんなに「片づけなくては」と思い続けているのでしょう?

こんまりさんのパート

片づいてたらどう働く?片づいてなかったらどう働く?

こんまりさんが2章で述べるのは次の3つの要素で「理想の働き方を考えよ」ということです。

通常の理想のイメージだと

環境

行動

感情

例えば「まっさらなデスクでアロマで深呼吸してワクワクしながら仕事してる、、、」などの3要素の入った理想のイメージをすること。

とりわけ感情のイメージは体の感覚までも使って行うことが大事とのことです。

そして、特にat Workの場合は「時間軸」の要素も理想に組み込むことがポイントです。

At Work での理想のイメージ

環境

行動

感情

+時間軸

つまり「早朝出社したまっさらなデスクでコーヒーとアロマの香りで深呼吸してワクワクしながら仕事に取り掛かってる、、、」といったもの。時間軸を組み込むことで”シーン”がよりはっきりと浮かんできますね。

これは出社してのデスクワークに限らず、自宅でお仕事する方にも当てはまります。

残すモノの選び方

今となっては当たり前すぎてなんの疑問もなく口にしていますが、「ときめくモノだけを残す」それを実践する前の不安や絶望感、私にもありました。でもでもでも、やっぱり言います「ときめくモノだけを残してください」と。

ただしときめきにも種類があります。それらを意識できるようになるとときめくモノにメリハリが生まれます。

At Workで残すべきモノの選択基準

  • まっすぐときめき
  • 機能的ときめき
  • 未来のときめき

例えばホチキスに対し、このコにトキメク!ならまっすぐときめき、ホチキス自体はそうでもないけどこの刺さり具合と仕上がりの隙のなさと使いやすさn惚れてるなら機能的ときめき、未来のときめきは領収書をばらばらで出すと受け取ってもらえないけどこのホチキスでとめればお金がかえってくる、、からときめく、といった具合でしょうか。

小さなことに気がつけることはビジネスも大きく役立ちますし、ときめきを感じられる感性は人生を豊かにしてくれることは間違いないので、職場に限らずこのときめく基準(もっとたくさんあってもOK!)をきっちりおさえましょう!

「書類は全捨て」

実際言われるとひるむのがこのセリフ。全捨てできれば逆にラクなのがAt Workですね。

「全捨て前提」というのがイメージしにくければ「もしこの場に突然人が来て『今からここにある書類を全部シュレッダ―しますので』なんてことを言いだしたら、本気で取り返すべき書類は何だろう?」と考えてみるのも有効かもしれません。

Joy at Work

そう、全捨てされるけど「これだけはダメ」だけを残します。今はペーパーレス・クラウド化も推進されているので紙のオリジナルをファイルすることもあまりないでしょう。それでもプリントアウトされているということは、これから使う書類か、まさに今使ってる書類か、保管が義務図けられている法的書類のみ。

あなたに手は2本。就業まであと何時間、締切日まであと何日、、、であるならば、その書類いつやれそうですか?優先順位をつけるにも何案件を何枚もっているかわからなければ混乱するだけです。

そうゆうわけでこんまりさんは「スキャン用にと保存したその書類、本当に全部必要ですか?」と畳みかけます。

オフィスで難しいのは書類で、案外手間取るのは小物かなーと思っています。

スコット教授のパート

物理的な片づけから形のないモノの片づけへ

ここからはデジタルデータ、メール、時間、そして決断の片づけについてスコット教授のパートになります。

決断を片づけることは散らかっている仕事場の品々を片づけることとは全く違うように思えるはずです。(中略)ですが、じつはまったく同じなのです。

要するに残す価値のあるものはどらか?もっと端的にいうならば、時間とエネルギーを注ぐ価値のある決断はどれか?

Joy at Work

スコット教授はリスクの低い決断には時間とエネルギーを注ぐ必要はないとのことです。どちらでもよい決断は自動化してしまい(自動返信やオンラインで定期購入など)重要な決断や人脈にリソースを費やそうということです。

どのつながりにときめきを感じるか?

ときめくヴィジョンにつながる人脈はどれか?ときめくつながりはどれか?その延長に会議の片づけとチームワークの片づけがあり、残った大切な人脈には片づけの魔法をシェアしよういう話でスコット教授のパートは終わります。

最終章にこんまりさんのパート

この本ではOL時代のこんまりさんのエピソードが多く、働く同性としてはとても親近感がわきました。この章ではキャリアについてどう選びどう輝いていくか?が書かれています。

ときめかないから転職は正しいか?

新しいステップに踏み出す前には必ず別れがあります。何かを手放すとき、お別れをするときこそ、自分の心が整っていることがとても大切。そのことを、私は片づけの経験から学んできました。

Joy at Wor

物理的な片づけでもどういう心の状態で手放すか?どんな風に手放すのかはとても重要です。プイっとゴミ袋にねじ込むような手放し方は絶対にいけません。だって今日までのあなたを作ってくれたひとつのパーツなのだからです。

もしもだからこそキライ、大嫌いな私の今を作ったパーツだからキライ!というのなら、まずすべきは片づけではないのかもしれません。自己肯定感を高めるためにおいしものを美しい容器でいただき、いい香りのオフロに入り、ふんわりした寝具でぐっすりたっぷり眠ることなのかもしれません。

会社では時間、人間関係、キャリア、ノルマ、、あらゆることに追われる毎日です。いっそ転職、、、を考えるのもよいと思いますが、でもだからこそ、あえて自分のデスク周りだけはときめく働き方を先取りして、ときめくモノだけの空間にしてみること。

プライベートでも職場でもまずはニュートラルな自分を取り戻してから、次のステップを踏み出しましょう。

そして転職に限らず、こんまりさんはこんな一言で私たちの背中を押してくれます。

批判を恐れてときめかない人生を生きるなんて、もったいない。あなたの人生は一度きりです。人の目を気にして生きるか、自分の心に従って生きるのか。

あなたはどちらの道にときめきますか?

Joy at Wor

こんまりさんはチームでできている!

じつは卓巳スト(こんまりさんの旦那さんでプロデューサーの川原卓巳さん)の私。それに加えて控えめに言っても世界的規模の大成功を収めている日本人夫婦の仕事の流儀なんて興味ありすぎです。

こんまり夫婦が実践しているとっておきの「仕事の片づけ法」

  1. 現状を把握する
  2. プロジェクトの優先度を考えそれぞれにかける時間を決める
  3. タスクに落とし込む

特に2では「ときめく仕事」「ときめく未来につながる仕事」に労力をかけ、「やらなければいけない仕事」は極力時間をかけずに、というのが基本方針にしているとのこと。

世界の片づけマスターMarie Kondo

今や世界にこの人ありの片づけマスターこんまりさん。私にとっては仕事の始祖、ときめく人生のミューズで人間である感覚が薄らいでいますが、この章でこんまりさんの弱音を聞いて実はとってもじ~んときました。

それは世界で仕事するようになって、忙しい日々が続いていたころのお話。

「スタッフもお客さんもみんな楽しそう。”ときめきが大事”なんて伝えてたって、私が一番ときめいてない」(中略)そんなとき、マネージャーである夫がいつも冷静に言うのは「本当に嫌なら、やらなくてもいいよ」という言葉でした。

Joy at Wor

実は私も片づけコンサルをして充実していればいるほど、土日にお片づけの現場に行くことが多く、ふと行楽帰りの楽し気な家族連れや幸せいっぱいのカップルがあふれる駅で、同じことを思ったことがあるのです(笑)。

そんな時は私も「本当に嫌ならやらないし、ときめくならやる」それを基準に仕事を続けてきました。今でもときめかなくなったら当然やめると迷いなく思っていますが、幸せなことに今でも片づけコンサルという仕事にときめかされています。

ときめく仕事をすることが、ときめく人生をつくる

もっと仕事で輝くためのマインドやアドバイスを参考にしつつ、最終章は終わっていきます。でも最初にこの章を読んでいただくのもいいかなと思います。

この本のタイトル「Joy at Wor」に直結する言葉がこれでもかこれでもかと押し寄せてくるからです。(個人的な感想です)

「片づけはマインドが9割」ですのでこういった力強い言葉を集中的に注入することで片づけマインドがみるみる育っていきます!

今取り組んでいることをときめかないと思ったら、それが過去のあなたが選んだ道だということをもう一度思い出してください。その上で、あなたはどうしていのか。改めて自分に問いかけてみてください。

Joy at Wor

自分のしょーもない過去、消したい過去、情けない過去のすべてを受け入れられるようになるのが片づけ祭りの一番の効果だと思っています。過去を直視できなくて片づけが進まない方も多くおられますが、食わず嫌いというか、勇気をだして、腹をくくってひとつひとつに向き合ってみると、尋常じゃなくスッキリします。それができた自分を誇らしく思え、どんどん自分を好きになっていきます。

そうして手放すなら感謝として。続けるなら覚悟を持って。どちらを選んでも、あなたの意思で堂々と選んだものならば、あなたのときめく人生につながっているはずです。

Joy at Wor

「ときめくか?」このシンプルな法則を貫くことで人生も仕事も輝く「Joy at Work」。こんまりメソッドで片づけしたくなったらChinacoのこんまりメソッド片づけレッスンをどうぞ♡

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