あふれるモノに追いやられて自分の家なのに、自分の部屋なのに、自分の居場所がない~って状態になっていませんか?
家があっても、部屋があっても居場所があるとは限らない
見えないようで見えてます!
こんまり片づけコンサルタントを始めて早6年、いろんな状況のお部屋を見てきました。
自分の部屋なのにモノのせいで思いどうりの行動もできず、そのせいでやりたいこともやれず、やらなきゃいけないことをするのも困難で、家に帰るたびにむしろ疲れてしまう現状。
平和で豊かに見える街並みの壁一枚隔てた内側には、思うように暮らせていない人が結構たくさんいるのだと思うようになってきました。
実は普通に町を歩いている時、つい窓辺の様子をよく観察してしまいます。
窓辺のしつらえから「お片づけに困っている方」「お片づけしたほうがいい方」「片づいているようだけど実はこんまり®メソッドしたほうがいい方」などがわかるようになってしまいました。
窓って社会(外の世界)と室内(自分の内側)をつなぐ場所なので、表れてしまうんですよね。なにか、ココロの状態が。窓越しにも漏れ出してしまうんですよね、なにかココロの在り様が。
そして窓越しに、真に片づけが必要な方々に片づけサービスの手が届かないのは本当に私の営業活動が足らず、不徳の致すところと申し訳ない気持ちいっぱいでココロの中で手を合わせて通りすぎております。
どんな時に部屋に居場所がなくなるか
その時なにが起こっているのか?
さて、自分の部屋なのに自分の居場所が物理的になくなってる時、その時何がおこっているのでしょうか?
部屋に物理的に座る場所がない、食べる場所がない、くつろぐ空間がない、癒されるスペースがない、、、それらは実は本当の自分で生きてない時に起こります。
もっと厳しく言うと、社会の中で自分の居場所がない時よく起こるのです。
本当のココロは活躍したい、喜びたい
みなさん社会活動はなさっているんです。むしろ誰よりもキチンと。ここでいう「社会の中での自分の居場所」とは、「素のあなたがそのままで輝ける場所がない(つくってない)」ということです。
本当はやりたくないこと、ちっとも面白いと思ってないこと、ときめきの「と」の字もないことを24時間のうちどのくらいの時間を費やしていますか?
社会活動をする中で本当の自分、素のあなたが喜ぶタイミングがない時、本当の自分は「オレ、今日もなにもやってないな~。今日も社会の中で出る幕ないのか~。居場所がないな~。申し訳ないな~」って思っています。
そんな本当の自分(のココロ)は恐縮したまま会社から家に戻り、レスペクトされることも感謝されることもなく、部屋に着いたらただただ疲れた脳とカラダだけを癒す時間を過ごす日々に寄り添っています。ずっと自分の出番がないまま、、。
こうして本当のココロは置き去りに脳とカラダだけを癒すとなぜか部屋は荒れていきます。あちこちにゴミはそのまま、汚れた衣類もそのまま、観葉植物はぱさぱさ、なぜか時計の電池が切れたまま、カーテンレールからひとつふたつとカーテンフックがはずれたまま。。。そうしてだんだんお部屋から自分の座る場所さえなくなっていきます。
お部屋の状態はココロの反映
自分のココロ、素の自分、本当のあなたのステキさを社会の中で表す場所がない時、本当のあなたのココロが喜ぶタイミングがない時、いつの間にやら物理的に部屋に自分の居場所がなくなっていくのです。
ワイドショーに出てくるゴミ屋敷に住んでいる方で悦びと共にイキイキと輝いているチャージングな方って見たことありますか?逆にキラキライキイキ活動してる方のお宅がゴミ屋敷と知った時、なにかココロの闇を感じませんか、、、、?
何度も言いますがお部屋の状態はあなたのココロそのもの。
ですので、部屋に自分の座る場所、ごはん食べる場所ないな~と気づいたら、素のあなたがイキイキと輝く活動をしているか?を振り返って、その時間を作ってあげてください。
多趣味自体が趣味でないなら、趣味を減らそう
また、多趣味でいろいろな活動をしているせいで部屋の片づけをする時間がなく、座る場所がないんだよ、という方もいらっしゃると思います。イキイキ楽しく活動しているけれどお部屋が、、、というパターンですね。
その趣味、全部本当に本当の自分がやりたいことですか?
友達がみんなやってるから、とか知人に誘われたからとか、そんな理由でやってみたら楽しかった♪みたいな趣味ではありませんか?
もしそうでしたら、本当の自分が誰かに止められてもやりたい趣味に絞ってみてはいかがでしょうか?多趣味自体が趣味、でないのであれば少し趣味の種類を減らしても、どうしてもやりたいことさえ残っていれば欲求不満にはなりませんし、大好きな趣味からの歓びはむしろ増えると思います。
本当のココロが喜ぶ趣味だけに絞っていくと、喜んだココロが勝手に部屋を片づけていきますよ。もっとその趣味をやりたいから、段取りをムダなく進めるために合理的な動きを選んでいくのです。趣味もどんどん上達してもっと楽しく活動できて人生が今以上にときめいていくでしょう。
あなたのお部屋はあなたのココロそのもの
あなたの部屋はあなたのココロそのもの。その部屋に居場所がないってことは自分のココロの中に本来のあなたでのびのびいられる場所がないってことです。これってかなりの緊急事態ですよね。
あなたのままでいいと、素のままでいいと自分に許可を出さずに社会活動(主婦業ももちろん入ります)をしているといえるのではないでしょうか。
あなたは「いやいや。自分のままで素のままだから片づけないんだよ!」と思われるかもしれませんが、そうではないと私は考えています。
誰かのためより、自分のために
なにかの役割に徹して、なにかのプロフェッショナルとして誰かのために働いて、誰かの幸せのために注力する。それは素晴らしいことですが、ちょっと注力しすぎてきたのかもしれません。
与えられた役割のために今使ってるエネルギーの2割を自分に向けてみましょう。母の役割、妻の役割、課長の役割、お仕事上の役割、そこに全力を使わず、素の自分のためだけの2割を残してください。
その2割のエネルギーで部屋のゴミをゴミ箱へ入れて、衣類をクローゼットやタンスに戻して、床に置いてあるモノうち2割でいいので、本来あるべき場所へ戻してみてください。
自分に2割だけでもエネルギーを注げば、お部屋に2割だけ自分の居場所(スペース)をつくることができます。
毎日少なくとも2割のエネルギーは自分のために使うと決めてください。
誰かのためにクタクタにならないでください。
10割誰かのために疲れ切ってしまったら、部屋の片づけなんてできなくて当然だからです。
この片づけは家事じゃない
お部屋はあなたのココロそのものなのですから、お部屋を心地よく保つことは、イコールあなたのココロを心地よく保つこと。
お部屋の片づけは「収納」でも「掃除」でもなく、セルフリスペクトの行為のひとつ。自分の好きなお花を買ってきて飾ったり、好きな香りの紅茶を淹れたり、おブラ様を手洗いしたり、そんな「自分を愛する行為の中で一番家事に見えがちな行動」、それがこんまり流片づけだと思っています。リバウンドしないのもそれが理由のひとつなのでしょう。
まずは認めよう!
自分の居場所がなくなってた時、自分よりモノのほうが部屋の大きな面積を占めていた時、自分の座る場所さえない時はこの順番で自分の場所を取り戻していきましょう。①だけでもOKです。
①認知する
- 自分の居場所ないじゃん!
- 最近ココロを使ってなくない?
- ココロを癒してなくない?
- 最近悦びってあった?
⇩
②行動する
- まずゴミをゴミ箱へ
- ビニール類をゴミ箱へ
- 床に置いたモノをカテゴリーごとにざっくりまとめる
- 窓をあけて換気する
⇩
③ココロを癒す
- 自分の座る場所(居場所)を広げる
- テーブルを拭く
- お茶を淹れる
- オフロに入る
⇩
④脳とカラダを癒す
- 片づいた部屋で眠る
- 片づいた部屋で目覚める
- (目覚めて視界に入るスッキリしたお部屋は脳への贈り物♡)
⇩
⑤続ける
- 自分の居場所エリアを順次拡大していき、居室内全域を心地よさにて掌握する
まとめ
- 自分の居場所とはココロが喜ぶ時間を過ごす場所
- 家があっても、部屋があっても居場所があるとは限らない
- 素のあなたがそのままで輝ける場所をつくってないと社会の中での自分の居場所もなくなる
- 脳とカラダは癒すココロは置き去りにしているとなぜか部屋は荒れていく
- 部屋に自分の座る場所がないなと気づいたらココロが喜ぶ時間を作ってあげる
- 誰かのための役割に全力を注がない
- 自分のココロは喜んでるか(ときめいてるか)?のびのびできる居場所はあるかを常に問う
- 自分を愛する行為の一環としての片づけをする
よくわからない場合はChinacoの片づけオンラインレッスンを受けてください。手遅れになる前にご相談だけでもご連絡ください。
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