Sans Limites

(サン リミット)

SDG’Sのあのサークルロゴのひとつひとつに意味がある 17個のゴールをざっくり知ろう

約11分

1 貧困をなくそう

地球上のあらゆる形の貧困をなくそう

「誰ひとり取り残さない」の理念が「あらゆる形」に込められています。

日本にいると金銭的な貧困だけで考えがちですが、教育、健康、生活の安全、住まいの環境など広い観点から「貧困」を考えていきましょう。

2 飢餓をゼロに

飢えをなくし、誰もが栄養のある食料を十分に手に入れられるよう地球の環境を守りながら農業を進めよう

「飢え」「栄養不要」で発育阻害の子供は1億5500万人。(2017年ユニセフ調べ)

すごい人数です。日本中の全員が飢えで命を落とす危険があると想像したら?そしてそれは同じ地球で確かにある事実。

3 すべての人に健康と福祉を

だれもが健康で幸せな生活をおくれるようにしよう

健康の基準は国でも様々、個人によっても様々ですので、WHO(世界保健機構)では次のように定義しています。

「健康とは病気でないかとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、すべてが満たされた状態にあること」

誰も取り残さない理念のもと、経済格差と健康格差の不均衡問題もあります。

2020年の新型コロナウイルス自体もゴール3の達成を脅かしていますね。

ココロの病気も体の病気と同じくらい深刻です。

4 質の高い教育をみんなに

だれもが公平に、質の高い教育を受けられるように、また一生にわたって学習できる機会を広めよう

教育をうけること、高い教育を受ける機会を貧困や健康状態が妨げています。

小学校へ行く子どもの人口6億5千万人のうち38%が基本的な読み書きができない実態があります。子どものうち約4割が学校にも行けず、将来的に格差や不平等を被る負のスパイラルから抜け出せずにいます。

そしてココロや病んでいれば学校に行っていても教育の恩恵を受けきれませんね。

5 ジェンダー平等を実現しよう

男女平等を実現し、すべての女性と女の子の能力を伸ばし可能性を広げよう

社会や文化、ココロの中で男性・女性と区別して扱われることを「社会的性別」のことをジェンダーといいます。

ジェンダーフリーの時代に入っていているとはいえ、女性の教育は大幅に遅れをとっており、また幼くして結婚させられたり女の子もいます。世界中で子どもからの搾取のかげりを見せません。

LGBT(エルジービーティー)

L=レズビアン G=ゲイ B=バイセクシャル T=トランスジェンダー4つの頭文字をとった性的少数派を表す言葉です。今ではすっかりメジャーな言葉になっていますね。

SOGI(ソジ)とは

SO=セクシャルオリエンテーション(性的指向)とGI=ジェンダーアイデンティティ(性自認)を合わせた言葉。多数派、少数派に関係なくすべての人がそれぞれ持っている性的指向や性自認のを尊重しあうところを目指します。

6 安全な水とトイレを世界中に

だれもが安全な水とトイレを利用できるようにし、自分たちでもずっと管理していけるようにしよう

水を汲みに4キロ歩いて数リットルを担いで炎天下の悪路をまた4キロ歩く。そんな毎日あなたは耐えられますか?

なんと約21億人の人々が安全ではない水を飲み水に使い、45億人がトイレを使えず野外で排泄しています。衛生状況が悪い地域では感染症で命を落とすことは容易に想像できます。安全な水とトイレは命と直結した問題です。

2030年までに誰もが安全で安価な水を公平に手に入れられることがターゲットのひとつです。日本ではあまり意識することがないことですが、これが世界の現状です。

7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに

すべての人が、安くて安全で現代的なエネルギーをずっと利用できるようにしよう

エネルギーは産業や経済を支える動力源です。雇用や安全の確保、気候変動、食料、経済成長、現代の生活のあらゆる場面ですべての人がエネルギーを手に入れらることを目指します。

特に天然資源には限りがあります。将来にわたって枯渇しないよう、また地球温暖化を進めないように生産しなくてはなりません。再生可能エネルギーの割合を大幅に増やすことも目標になっています。

8 働きがいも経済成長も

みんなの生活をよくする安定した経済成長を進め、だれもが人間らしく生産的な仕事ができる社会を作ろう。

すべての人が貧困から抜け出し生活をよくしていかなくてはなりません。

そのためには一部の人々の犠牲の上に成り立った経済成長ではなく、だれもが仕事に価値を見出して豊かな生活ができる好循環の経済成長(持続可能な経済成長)の実現が目標です。

ディーセントワーク

生きがいを持ってする人間らしい仕事のこと。誰もがディーセントワークで豊かな世界を持続できることがゴールです。

9 産業と技術革新の基盤をつくろう

災害に強いインフラを整え、新しい技術を開発しみんなに役立つ安定した産業化を進めよう

生活基盤として整備された施設(道路 鉄道 上下水道 送電網 情報通信など)の恩恵を誰もが受けられることが目標です。

他の目標同様に先進国と途上国での開きが大きい部門です。

持続可能な産業を作るため、環境への影響を最小限に、地域に雇用(ディーセントワーク)を作れるように、さまざまな課題をクリアしなくてはなりません。特にインターネットなどの通信技術は誰もが使えるように環境整備が急がれます。

10 人や国の不平等をなくそう

世界中から不平等を減らそう

後発開発途上国、内陸開発途上国、小島しょ(領土が狭く低地の島)開発途上地域などでも貧困に取り組み経済格差は縮小しつつあります。しかし経済がよくなっても「不平等」は残っています。

性別、年齢、障害、人種、民族、階級、宗教などを理由の不平等や差別をどう解決していくか。このゴールは2030年までに達成するには特に難しそうです。

11 住み続けられるまちづくりを

誰もがずっと安全に暮らせて、災害に強いまちを作ろう

日本に住む私たちの考える安全な暮らしと貧困地域の求める安全な暮らしとはかなりの開きがあることを意識しなければいけません。

内戦の町で安全に暮らせない、スラムで安全に暮らせない、生活インフラの老朽化が進む町で安全に暮らせない。誰もが幸せを追求するのはもちろん、安全で安心して暮らせる世界がゴールです。

文化的な遺産や自然遺産を保護することもターゲットとしています。

土地や資源、自然環境に負担をかけず、汚染を減らし、資源のムダ使いを減らし、貧困を削減しながら安心して繁栄していけるまちを持続しつづけることが可能な方法を考え実行してゴールを目指します。

12 つくる責任つかう責任

生産者も消費者も、地球の環境と人々の健康を守れるよう、責任ある行動をとろう

持続なのな生産と消費とは「より少ないものでより大きくより上手に効果をあげること」と考えられています。先進国による今日までの生産は環境に大きく負担をかけるものでした。大量生産は大量消費と大量廃棄を生み出しました。

私たち消費者がすぐ取り組める目標でもあります。

食品ロスをなくし、ごみを減らし、4Rを実行します。このサイトで片づけを推進しているのもこのゴールに貢献するためです。

「片づけから始めるSDG’S、さいしょの一歩はエシカルチョイス」をこのサイト名にしたのもエシカル消費はゴール12の達成に貢献できるからです。

13 気候変動に具体的な対策を

気候変動から地球を守るために、今すぐ行動を起こそう

多くの国や地域で異常気象が続いています。永久凍土が解け始めていることも深刻な問題となています。

人間の活動から生じる二酸化炭素の地球温暖化はかつてないほど高レベルに達しており今世紀中に地球の平均表面温度は3度以上高くなると予測されています。

SDG’Sでは弱い立場の人々は気候変動による被害をより多く深刻に受けることから「貧困」の改善や「不平等」は拡大します。「飢餓」リスクも高まり、「健康・衛生」のゴールの達成困難になります。

気候変動の影響に備えること、気候変動を抑えることの2点を具体的な行動におとさなければならない緊急課題です。

14 海の豊かさを守ろう

海の資源を守り、大切に使おう

海洋汚染、温暖化による水温上昇、それによる海流変化など海を巡る問題は海に暮らす生物を脅かし続けています。

海に捨てられるプラスチックごみの問題はよく知られるとことですね。プカプカ浮いているプラごみ同様、マイクロプラスチックも深刻な健康被害を引き起こします。マイクロプラスチックは合成繊維の服や、靴底からも排出されますので私たちのできることはたくさんありそうです。

日本人は特に海産物の消費量が多いです。生態系を壊すほどの漁獲は地域から生物や水産業まで奪うことにもつながります。持続可能な漁業ができるよう科学的な管理を行うこともターゲットのひとつに定められています。

15 陸の豊かさも守ろう

陸の豊かさを守り、砂漠化を防いで、多様な生物がいきられるように大切に使おう

人口増加や無計画な開発で森林破壊が進んでおり、森林の動植物間のバランスがくずれたことで砂漠化が進んでいます。毎年1300万ヘクタールのペースで森林が失われていますのですぐに手を打たなくてはいけません。

陸と森林からの恵みも次世代に引き継げるよう持続可能なかたちで利用することをめざし、再生に力をいれたターゲットが定められています。

しかし途上国においては人口増加や食糧不足に対応するため森林を伐採することが必要な場合もあり、他のゴールとの均衡性が難しいのがゴール15です。

16 平和と公正をすべての人に

平和でだれもが受け入れられ、すべての人が法や制度で守られる社会をつくろう

「平和」はSDG’Sの最も重要なキーワードです。

ターゲットには日本では信じられないような文言が並んでおり、「平和」の実現は有史以来掲げられ続けるも、実現は非常に難しい課題であることを思い知らされます。

すべての子どもに戸籍を、すべての赤ちゃんに出生登録を

法律の範囲内で人々が自由に情報を得ること、発信することができるように

虐待、搾取、人身取引など、子どもに対するあらゆる暴力や拷問をなくす

などがターゲットにあげられています。

17 パートナーシップで目標を達成しよう

世界すべての人がみんなで協力しあい、これらの目標を達成しよう

このゴール17だけはそれまでのゴール1~16をどのような形のパートナーシップで解決していくかが示されています。

そのためゴール17だけなじみのない言葉や大人向けの内容といいますか、要するにお金に絡む内容が多くなっています。

下記7つの分野にわけて全部で19のターゲットが掲げられています。

  • 資金
  • 技術/キャパシティ・ビルディング
  • 能力構築
  • 貿易
  • 体制面/政策・制度的整合
  • マルチステークホルダー・パートナーシップ
  • データ、モニタリング、説明責任

キャパシティ・ビルディング:工業開発のために必要な開発途上国・新興国側の組織的能力を構築すること 他

例えば資金についてはゴール達成には資金が不可欠です。国家予算だけではなく民間企業からの資金投資なども活用していくことや、技術援助で協力することも必要になってきます。資金や協力の援助で進めるためには監視の仕組みも欠かせなくなりますので法律を整えるところから見直さなくてはいけません。

ターゲットではそういったルールの見直しや現状把握のために正確なデータの収集も重要です。

こうした国を超えて協力しあうパートナーシップも活発にしていくことを目指しています。

まとめ

ざっと、ざ~~っと17のゴールを見てきましたが、いかがでしたか?全部が複雑につながった問題であることがよくわかります。どのゴールも切迫した問題であり、スケールが大きく、達成期限も迫っています。

問題が深刻すぎるしスケールが大きすぎるけどたじろがないで

なにからやっても間に合わない。何かを達成しても他のゴールには貢献しないんじゃないか、、、?自分にはとてもじゃないけど、何にも貢献できない。そんな無気力感にも襲われます。

でも思い出してください。この地球の気候を変えてしまったほどスケールの大きな問題も地上で生きてきた人間の一人ひとりが毎日生きることで作り上げてしまってたということを。

今の環境を作ったのが人間なら、これからの一人ひとりがこれまでと違った毎日を生きることでまた新たな環境を作ることもできるはずです。新しいテクノロジーによって変化が起きることや、「新しい生活様式」に変えることでゴールが達成できるかもしれません。

「毎日できる小さな行動」につながるヒントを共有します

2030年までに、あなたはどのゴールに焦点を定めましたか?気になったゴールに向けて小さいことからコツコツやっていけばいいのです。なぜなら私たちひとりひとりが安全で幸せでいることもこの目標達成に貢献するのですから。

まずは自分をハッピーに。「毎日できる小さな行動」で自分も世界も良きほうへ変えていきましょう。

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